通常よくあるバンド演奏の現場での大まかな流れをご紹介します。
@搬入
まず一番は搬入です。
現場はステージまで階段やエレベータ、スロープ、など必ずフラットとは限らないですが、台車、キャスター付きの
ケースや機材を上手く使いながら搬入します。
A仕込み〜その1〜
ここからはステージ側、オペレート側...などと役割分担することが多いです。
主な作業としては
<ステージ側>
・メインのスピーカー(フロントスピーカーと呼んでいます)とメイン用パワーアンプのセッティング。
・モニタースピーカーとモニター用パワーアンプのセッティング。
・マイクとマイクスタンドのセッティング。
・楽器のセッティング。
・上記の配線。
・モニター卓(ミキサー)を使うセパレートの場合もほとんど同じです。
<オペレート卓側>
・ミキサーのセッティング。
・ラック(アウトボード、再生デッキなど)のセッティング。
・上記の配線。
<共通>
マルチケーブル、デジタルケーブル、電源ケーブルなどの配線。
インカムの配線。
養生(踏まれたり、濡れたりするところにカバーやテープをすることです)。
B仕込み〜その2〜
Aのセッティングが大体出来たらすぐに下記の作業に移ります。
a.スピーカーの回線チェック(この時スピーカーの出音も異常無いか確認します)。
メインおよびモニタースピーカーのチューニングと音量調整。
b.マイク、DIなどの回線チェック。
aとbに関してはAのセッティングが完了している方からするので、
現場の流れ次第で順番は変わります。
録音や会場・別室送りがある場合はこの合間などでレベルの基定を取ったりします。
Cリハーサル
・サウンドチェック(各マイクの音量調整や音作りをします)
通常よくある順番で紹介します。
a.ドラム
キック(バスドラム)、ハイハット、スネア、各タム、
シンバル、その他、3点、全体というような流れでチェックしていきます。
b.ベース(DIを通してラインでもらいます)
ピック弾き、指弾き、各エフェクト、など本番で使う音色全て。
c.ギター
クリーン〜ハイゲインのドライブ、各エフェクト、など本番で使う全ての音色。
d.その他パーカッション、打ち込み、鍵盤系、ホーン系など...
e.ボーカルマイク
コーラスマイクは各楽器ごとに楽器とセットで順次チェックしていく事が多いです。
・次にバンド全体で曲演奏してもらいます。
この時にモニタースピーカーからの返しの音量バランスや音質などを
演奏しやすいように調整します。
演奏前に希望のモニターバランスを言っていただくとよりスムーズになります。
・本番演奏する各曲を演奏してもらいバンド、オペレート共に仕上げていきます。
D本番
司会進行が居る場合は呼び込みがありますが、通常はバンドのSEを
とかけてスタートしていきます。
リハーサルをしているからとは言え、本番はハウリング、シンバルやマイクスタンドの転倒、
マイク/楽器ケーブルの抜け。アンプの監視など常に注意を払わないといけません。
またボーカルのマイクケーブルが絡まったり、大きなステージでする場合はケーブルの処理を
行うケーブル解釈というものをします。
後は気持ちよく演奏してもらうだけです。
Eバラシ(片付け)
ここも仕込み同様、作業を分担してやる事が多いです。
<ステージ側>
・スピーカーチェック
内部のユニットが飛んでいないかなど、薄くBGMをかけたりしてチェックします。
・メインスピーカーはグランドスタック、ラインアレイの吊りの時どちらでも、
危険な作業なので人手をかけて作業します。
・ケーブルのバラシ
ケーブルばかりを巻いていく役割です。
・ドラムセットなどの楽器のバラシ。
・マイク、DIなどのバラシ。
・モニタースピーカーとそのアンプのバラシ。
<オペ卓側>
・立ち上げ、パッチケーブルなどのバラシ。
・ラック機材のバラシ。
・ミキサーのバラシ。
当然大きなミキサーの時は複数人でします。
・SEなど預かりものやライン録りがある場合は各バンドに返却します。
<共 通>
・マルチケーブル、インカムなどのバラシ。
F搬出/積み込み
・積み込みは機材車のバランス、機材の安定性など関わってくるので、
それを考慮した上で余分な隙間無く積んでいきます。
以上でやっと一つのイベントの終了です。
現場が大規模になればなるほど人数も役割分担も増え、
流れも変わってきます。
現場によっては前日リハーサルや当日仕込みのリハ無し本番など、
環境や仕込み/バラシ時間は様々なのでスタッフは常に全体を見ながら
日々全力で作業しています。
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